東洋骨董大辞典

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張之洞(ちょうしどう)

19世紀前半から20世紀初頭にかけて政治家として活躍しました。河北省の出身で、号は香巌、抱冰、香濤、無競居士、壺公などと称しています。10代で科挙の地方試験に合格、20代半ばで科挙に及第するなど若い頃から優秀で、皇帝に学問を教えるなど要職を勤めました。40代の頃からは中国各地の総督や大臣を勤め、産業の復興や富国強兵を掲げ昇進しています。在任中はロシアとの交渉や、日清戦争中には台湾の擁護を行うなどして活躍したほか、大学の創設や高山の開発、独自紙幣の発行なども成し遂げました。

 

60代の頃には、当時日本の首相であった伊藤博文と会談を行い、コークス(燃料)の輸入事業の開始や、西洋文化の導入を進めていた日本をモデルとして自国でも西洋学問を取り入れるなど教育の整備も図っています。

 

72歳で息を引き取りましたが、子供や孫も政治家として活躍しました。

 

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