東洋骨董大辞典

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徐世昌(じょせいこう)

1855年、清の時代末期に生まれ、1939年まで活躍した政治家です。直隷省の出身で、号は東海や菊人などと称しました。実家は代々優秀な官僚を輩出する名家でしたが、徐世昌の父の代で家は没落しています。徐世昌は官僚を目指すも科挙試験に落第し、故郷で教師や湖南省の書記を務めていましたが、26歳の頃に科挙の地方試験に、また31歳の頃には科挙試験に合格しました。

 

その後は翰林院に配属されましたが、40歳の頃に若い頃から親交のあった袁世凱の編成した新軍の参謀となり、袁世凱と共に出世していきます。やがて袁世凱は失脚しましたが、徐世昌はそれ以後も中央政界で活動を続けました。徐世昌が60代の頃には袁世凱の死を受けて一時政界から距離を置きましたが、63歳の頃に推薦を受け、第4代中華民国大総統となっています。その後約4年間、大総統の職に従事しました。

 

 

著作には、書簡集『退耕堂政書』や、学者を集め編纂した『清儒学案』などがあります。

 

 

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