東洋骨董大辞典

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曽国藩(そうこくはん)

19世紀に活躍した政治家または軍人です。湖南省の出身で、号は滌生と称しています。27歳の時に科挙に合格し、その後王朝で教育や科挙を司った礼部で官職に就きましたが、母の死を受けて41歳で帰郷しました。

 

しかし、その後太平天国の乱によっておこった混乱を鎮めるべく、後に湘軍と呼ばれる義勇軍を故郷で組織し、太平天国軍の鎮圧に大きく貢献しました。この功績は政府にも認められ、後に侯爵の爵位を与えられたと共に、地方長官の要職を歴任しています。

 

 

軍人・政治家としても活躍した一方で、曽国藩は学問にも通じ、そのほか何紹基など文人たちとも交流がありました。書においては唐碑や帖学に倣い、直線的で確固とした字体が特徴的です。また、字体は異なりますが、曽国藩の子の紀沢も能書家として知られています。

 

 

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