17世紀に活躍した思想家、または儒学者です。湖南省の出身で、号は一瓠道人、薑斎、船山先生などと称しました。
10代半ばで科挙の受験資格を取得し、20代前半で科挙の地方試験に及第する秀才でしたが、農民反乱や清軍の進行によって北京になかなか辿り着くことが出来ず、明朝の復興運動に注力しながら各地をまわり、その後は著述や研究に没頭しました。
学問においては儒教の経書である四書五経や仏教など、広範囲に知識を深めており、特に熱心に研究した「春秋」では、いくつもの著作を残しています。
その他にも多くの著書を執筆し、その思想は毛沢東や譚嗣同など後世の偉人にも影響を与えました。