東洋骨董大辞典

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石谿(せっけい)

17世紀に活躍した画家です。湖南省の出身で、号は菴住道人や石道人、白禿などと称していました。

 

幼少期に両親を失ったのちは多くの山を巡り修業し、明末の革命期には混乱を避けて出家しました。当時は自身で剃髪し出家したと言われています。棲霞寺や報恩寺など南京の寺院に住み、最晩年は牛首山幽棲寺にて住持を務めました。

 

絵においては元末四大家の一人である黄公望に倣ったと言われ、山水画に優れています。作品は石谿が50代前後のものが多く残っており、その筆致は粗くもありながら非常に緻密です。

伝統的な画風を残しつつも、山水の荘厳さを表現した独特の作品は、同時期の画家石濤とあわせ『二石』と呼ばれ、高い評価を得ました。

 

 

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