東洋骨董大辞典

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蒋兆和(しょうちょうわ)

1900年代に活躍した水墨画家です。四川省の出身で、幼少期は孤児として貧しい生活を送ったと言われています。10代半ばで上海に移り、絵が好きであったこともあり百貨店の広告部に勤務しながら自身の作品の制作活動を行っていました。

 

その後、25歳の時に出品した全国美術展覧会で才能が認められ、翌年、南京中央大学の美術系助教授として招かれたほか、33歳の時には北京中央美術学院国画科の教授も務めています。

 

 

伝統的な中国画に倣い、筆と紙を用いた作品を制作しましたが、蒋兆和はその画法の中に西洋画の手法も併せ、独自の写実主義的作風を確立しました。題材には、初期のものは民衆の貧困や苦悩を、対して後期は明るい画風で当時の歴史人物を選んだものが多く見られます。

 

 

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