東洋骨董大辞典

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陳宝琛(ちんほうちん)

19世紀の中頃から20世紀のはじめに、詩人、または歴史家として活躍しました。福建省の出身で、号は陶庵や弢庵と称しています。20歳の時に科挙試験に及第し、皇帝の発する公的文書の草案などを司る翰林院で官職に従事しました。その後、約10年あまり翰林院で職務に従事し、34歳のときには江西学政の命で、白鹿洞書院という学校の増築に携わっています。

 

清仏戦争後は帰郷し読書にふけっていたと言われていますが、50代になると鰲峰書院山長や、現在まで続く福建師範大学の前身、全閩師範学堂を創立するなど、教育機関の創設に尽力しました。やがて60歳になると北京に呼ばれ、皇帝の帝師や「徳宗実録」の編纂などを行っています。軍事や外交にも携わり政治にも貢献したほか、皇帝より譲り受けたものも含めた10万冊の本を所有し、蔵書家としても有名です。

 

 

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