東洋骨董大辞典

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黄宗羲(こうそうぎ)

17世紀に儒学者として活躍しました。浙江省の出身で、号は梨洲や南雷と称しています。

 

父である黄尊素は、明時代の末に起こった政治集団「東林党(東林学派)」の指導者として活躍しており、黄宗羲自身もその精神を引き継ぎ政治結社に参加していました。清軍の侵入に抵抗して義勇軍なども結成し、日本にも援軍を要請していますが、全てが失敗に終わり反清運動が絶たれると、帰郷して著述に没頭したと言われています。

 

学問においては若い頃から陽明学を学び、学者の劉宗周に師事していました。東林党の影響を受けながらも中国の政治制度、学問、軍事制度など多角的な視点で国家のあり方を論じた著書は後世の革命家にも大きな影響を与え、王夫之や顧炎武と共に清初三大儒と称されています。

 

 

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