20世紀に書家、画家、あるいは詩人、教育者など多くの分野で文人として活躍しました。北京の出身で、号は苑北居士と称しています。清代の皇帝雍正帝の子孫で、幼少から詩文や書画を学んでいます。
早くに父親を亡くし祖父の下で育った啓功でしたが、中学在学中にその祖父も亡くなり、その後は中学を中退し、絵の研究に没頭しました。20代中頃までは多くの師に付き、書道や中国画、古典文学、考證学を学んでいます。やがて大学教授、故宮博物院の専門委員や鑑定などに従事し、約60年の間、教育に携わり後進の教育に尽力しました。
自身の作品や著書の出版、または店の看板の作成なども手掛けていたようです。