明時代の後期に活躍した画家です。江蘇省の出身で、号は三松などと称していました。
山水画をよく描きましたが、現存する作品は十数点と非常に少ないことで知られています。浙派の優れた画家として知られていましたが、その自由な画法故に文人評論家より「狂態邪学(きょうたいじゃがく)」との批判を受けたことで、当時の文人たちから無視されることがあったと言われています。
数少ない作品中には奔放な筆運びや蒋嵩独特の構図が取られた作品も多く、他に「狂態邪学(きょうたいじゃがく)」と言われた画家たちよりも長く、この技法を続けていたそうです。