東洋骨董大辞典

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楊慎(ようしん)

15世紀後半から16世紀半ばにかけ、文人として活躍しました。江西省の出身で、号は升庵や博南戍史、博南山人と称しています。父は官人として活躍した楊廷和で、楊慎自身も幼少期から母より唐時代の漢詩を学び、暗記は非常に早かったと言われています。

 

10代の頃から多くの詩文を作っており、12歳、13歳のときに作成した詩文『古戦場文』や『霜葉詩』、『万葉詩』は多くの人に好まれました。その後21歳の時には、科挙の地方試験を受験すると優秀な成績で及第し、科挙自体も上位3名に入るほどの成績で合格したといいます。

 

官士となった後は『文献通考』という政書の校訂や、『武宗実録』という皇帝の実録の編纂など数多くの著書を発表しており、その数3000巻にものぼると言われました。内容は小説や詩曲など多岐に渡り、現代でも貴重な資料として扱われています。

 

 

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