東洋骨董大辞典

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左宗棠(さそうとう)

19世紀、清時代の末に官僚または大臣を勤めました。湖南省の出身で、号は老亮と称しています。北宋時代に官僚・文人として名を広めた士大夫の一族として生まれました。

 

父や祖父が教師を務めていたこともあり、左宗棠は進士となるべく勉学に励みましたが残念ながら及第することが叶わず、その後は家塾で教鞭を執っています。しかし、友人で進士となった胡林翼は左宗棠の能力を信じ、重鎮たちに度々左宗棠を推薦していました。

やがて38歳のときに太平天国の乱が起こると、左宗棠は胡林翼の導きで湖南省の幕府で武装部隊を組織し、太平天国軍から故郷を守ることとなります。その後も一時はフランスやイギリスなどと協力しながら各所で武功を立て続け、地方長官に任命されると、福州船政局(造船所)を創るなどしました。

 

太平天国の乱が収まった以降も度々起こる反乱の鎮圧に奔走し、清王朝の重要人物として軍機大臣や欽差大臣など数々の要職を任されました。このことから左宗棠は『清代最後の大黒柱』として人々に知られています。

 

 

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