東洋骨董大辞典

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黎元洪(れいげんこう)

19世紀後半から20世紀前半の、清国の末期から中華民国の前期にかけて活躍した政治家であり軍人です。湖北省の黄陂県の出身。2代、4代と2度にわたり中華民国大総統を務めました。天津の北洋水師堂を卒業し、海軍の知識と実践を習得しました。いくつかの書を残したほか、中華民国の開国記念銀貨には元洪の肖像画が刻印されており、貴重な硬貨となっています。

 

清国から中華民国を成立させた辛亥革命では湖北軍の政府都督に就任し、のちに初代中華民国大総統の袁世凱の命を受けて南京臨時政府の副総統になりました。袁世凱の死後には2度の中華民国大総統に就任しましたが、1923年、軍閥によって失脚に追い込まれ天津に移り住んでいます。そして1928年の63才の時に、その生涯を終えました。

 

長らく政治に関わった元洪でしたが、家族への遺書の中では政治に関わることを強く諫めていたようです。

 

 

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