東洋骨董大辞典

  • TOP
  • 東洋骨董大辞典

陳逸舟(ちんいっしゅう)

詳しい生没年は不明ですが、清時代に活躍した画家として知られています。浙江省の出身で、号は逸舟や小鸚鵡洲画史などと称していました。貿易商として働いており、日本には江戸時代、1827年に初めて長崎に来日しています。以降も約20年の間に10回以上来日し、

 

絵においては清時代初めの画家・王翬によって興った『虞山派』という文人画の画風を継いでおり、特に山水画を得意としました。この画法は来日した際に日本の画家にも伝えられ、その中の木下逸雲や鉄翁祖門、三浦梧門は後に「長崎南画三筆」と称されています。また明治期に活躍した南画家・滝和亭や、文人画家の谷口藹山なども陳逸舟に師事し、大きな影響を受けました。

 

 

買取に関するお問い合わせ

ご相談やご質問など、まずはフリーダイヤルでお気軽にお電話くださいませ。
  • お電話でのお問い合わせはこちら tel:0120-424-030
  • メールでのお問い合わせ