東洋骨董大辞典

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申時行(しんじこう)

1535年に生まれ江蘇省蘇州市で育ち、号は瑤泉や蘇竜主人、休休居士と称しています。1614年まで書家・政治家として活躍しました。27歳で科挙試験に首席で合格。強力な指導力で政権の中枢にいた張居正により優遇、内閣へ抜擢され要職を歴任しました。

 

また、申時行は政治力だけでなく唐詩にも優れ、官職を辞めてからは故郷で同時期に活躍した文人の王穉登などと詩の制作に打ち込んだといわれています。書においては楷書・行書・草書を得意としており、廷試に挑んだ際には嘉靖帝が申時行の書の美しさを目にし、自ら申時行を引き抜いたという逸話も語られました。現存する作品には、草書や行書が多くみられます。

 

 

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