東洋骨董大辞典

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于右任(うゆうじん)

19世紀後半から20世紀中頃にかけて活躍した政治家、あるいは文化人です。陝西省の出身で書や漢詩に優れ、雅号には神州旧主や太平老人、騒心、大風、剥果と称していました。24歳のときに科挙の地方試験に及第しましたが間もなく政治風刺の罪に問われ、上海に移りました。隠れて生活を送る中でも、友人らと共に現復旦大学となる復旦公学を立ち上げたほか、27歳の頃には日本に留学し、孫文の影響を受け中国同盟会に参加しています。

 

帰国後は中華民国臨時政府にて交通部次長の職に従事した後、政治家の葉楚傖と国立上海大学を設立したほか、中国国民党の中央執行委員として孫文と共に北京へ移り、中国民主革命の先導者の一人として活躍しました。

 

国民政府が出来上がると軍事委員会常務委員や審計院院長などの要職を歴任したほか、52歳のときに任命された監察院院長の職はその後30年間務めています。晩年は国内戦線から逃れるため台湾に移住しました。

 

 

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