20世紀に活躍した画家です。江西省の出身で、若い頃から美術について創作技法を学び、また研究も行っていました。一時は画家の徐悲鴻の後押しで日本への留学も経験しており、滞在中は帝国美術学校に在学しています。同校では主任を務めていた美術史学者の金原省吾を師とし、帰国後も日本画家の川合玉堂や橋本関雪、横山大観などの、作品と技法の研究を行いました。
やがて自身初めての個展を上海で開催し成功を収めると、中国画の巨匠といわれる画家・斎白石と並び、『北石南石』と称されるまでとなります。
その後は全国人民代表大会代表や江蘇省国画院院長、南京大学教授など要職を歴任し、中国画壇で大きな活躍を見せました。