東洋骨董大辞典

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北宋官窯(ほくそうかんよう)

北宋官窯は、中国で政府や宮廷・権力者が経営していた「官窯」といわれるものの1つです。北宋の時代から1118年頃までの政和の時代に、当時の皇帝徽宗(きそう)によって築かれました。

 

この北宋官窯は歴史上で初めてできた官営の窯場であると言われていますが、その遺跡は黄河の氾濫などの影響で現在も地中に埋もれた状態であるため、詳細は明らかになっていません。しかし、窯では宮廷御用達の作品が制作されていたと考えられており、作品の中心は非常に優れた「青磁」でした。

 

歴史的資料が少なく、「幻の窯」とも呼ばれる北宋官窯ですが、同時代に活動していた汝窯(じょよう)の作品と共通点が多く、中には汝窯と北宋官窯を同一視する見方もあるようです。

 

 

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