東洋骨董大辞典

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危素(きそ)

13世紀末から14世紀後半にかけて活躍した学者です。江西省の出身で、46歳のときに官職として経書を講義する任に就いています。以後は明時代以前の元・金・遼時代の史編纂に従事し、また参知政事と呼ばれる高官をはじめとした要職を歴任しました。

 

一時は当時の皇帝が滅亡したことを受け危素は自害を図りましたが、その国史に関する稀有な知識量を持つ者が当時彼以外に居なかったこともあり、周囲にいさめられ断念しています。その後も明軍によって史庫が危険にさらされた際には、自ら元実録を守るなど歴史的にも大きな功績を残しました。

 

そのほか詩文の分野においても優れた才能を発揮しており、全20巻にも及ぶ「危太僕文集」を執筆しています。

 

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