東洋骨董大辞典

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呉栄光(ごえいこう)

18世紀後半から19世紀半ばにかけて活躍した政治家です。広東省の出身で、号は荷屋と称していました。26歳の時に科挙試験に合格して仕官し、各地の地方行政を監督する按察使や布政使を歴任しています。その後も皇帝直属の地方官として湖南省の巡撫や湖広省の総督などの養殖を務めました。

 

そのほか、呉栄光は学者や政治家として活躍した阮元の弟子としても有名です。阮元のもとで金石書画に目覚め、収蔵家として名を広めました。中でも有名なのは金石の著録『筠清館金石文字』と書画の著録『辛丑銷夏記』で、その後さらに名作を精選した『筠清館法帖』も出版しています。

 

書においては行書や楷書を中心としており、唐時代の書家・欧陽詢や北宋時代の書家・蘇軾などの作品から学んだと言われていますが、その中にも自身の個性を融合させた書体を確立しています。

 

 

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