東洋骨董大辞典

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呉湖帆(ごこはん)

20世紀に画家として活躍しました。江蘇省の出身で、雅号は梅景書屋や倩菴と称しています。

 

古書画や古美術品の鑑定家の家に誕生しましたが、同時に書画家や金文学者として名高い呉大澂の孫でもあり、両家の祖父から受け継がれた作品を見て、10代の頃より呉大澂から画を学んで育ちました。

また、明時代末期の文人であった董其昌の書の研究や、篆刻も学び、その中で培った観察眼を元に鑑定家としても活躍しています。

 

 

幼い頃から絵に親しんでいた呉湖帆は、25歳の頃には自身の生業として画家になることを決心し、上海へ移住しました。絵画作品は花卉画を得意としており、書も流麗な行書が特徴的です。

その後は正社書画会の創設や上海大学美術学院の副教授、中国美術家協会上海分会の副主席などを歴任し、後進の指導に尽力しています。

 

 

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