18世紀後半から19世紀の初頭にかけて活躍した書画家、または篆刻家です。安徽省の出身で、号は蒙泉外史や鉄生、散木居士などと称していました。幼い頃より非常に優秀で、9歳の頃にはすでに隷書をはじめ草書や行書を書いたと言われています。
篆刻においては同時期に活躍した篆刻家の丁敬や蒋仁、黄易に並び西泠四家(せいれいしか)の一人として挙げられました。また書においても篆刻に劣らない才能を発揮し、篆刻や碑石を研究した影響の強く見られる隷書体や、細身で引き締まった行書体が特徴的です。
さらに絵においては、明時代に活躍した董其昌や元時代末に活躍した倪瓚などの作品を研究し、山水画や花卉画を多く描きました。
著書では「蒙泉外史印譜」などが有名です。