15世紀に活躍した書家です。浙江省の出身で、号は穀庵や蘭台逸史、雲東逸史、天田老農や上清仙吏、嬾仙、紫霞碧月翁など非常に多くのものを使いこなしていました。42歳の頃に科挙試験に及第し、官吏を監視するための役職・監察御史となると飢饉に苦しむ流浪の民を救うなどして帝に評価されたと言われています。しかし、その後江西省に移動となると辞職して郷里に築いた室にて、書をかき続けました。
書においては王義之や蘇軾の作品からよく学び、純朴でありながら柔らかな書が特徴です。そのほか書画にも優れ、詩や山水画を得意としました。