東洋骨董大辞典

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宋濂(そうれん)

14世紀に活躍した儒学者または政治家です。浙江省の出身で、号は玄真子や潜渓、龍門子と称していました。貧しい家庭環境で育ちましたが、幼少の頃から五経に通じるなど学問を好み、古文に精通した文人たちにも学んだ為、25歳の時には私塾で教鞭を執りました。

やがて宋濂は元時代に皇帝にその才能を見込まれ、役所に勤めることを薦められますが、断り、龍門山で著述に没頭したと言います。しかし、明時代には皇帝からの厚い信頼を受け、皇太子に儒教を教えるなどして67歳まで高官を歴任しました。

 

書においては楷書に優れましたが、特に細楷書を得意とし、ひと粒のキビに10字ほどの字を書くことが出来たと言われています。また、文学史や儒教においては散文や伝記など、いくつかの著書を残しました。

 

 

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