東洋骨董大辞典

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弘一法師(こういちほうし)

19世紀後半から20世紀中頃まで活躍した僧侶です。浙江省の裕福な家に生まれ、20代の頃から教育家の蔡元培に師事し多くを学びました。この間には自身のペンネームを『李広平』とし、翻訳や「国学唱歌集」などを次々と出版しています。

25歳の時には日本に来日し、東京美術学校にて西洋画家の黒田清輝に絵を。さらに音楽学校では作曲やピアノ、演劇と演技指導などの教育も受け、幅広い芸術活動に打ち込みました。帰国後は中国で図画や文学、音楽の教師として教壇に立ち、平行していくつかの雑誌の編集も手がけています。

 

やがて38歳のころ中国情勢の様々な面に思い悩み出家を決意し、号を弘一として修行に励みました。その後は63歳で息を引き取るまで仏法の伝授と修行を熱心に行っています。

 

 

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