東洋骨董大辞典

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張玉書(ちょうぎょくしょ)

17世紀に活躍した書家です。江蘇省の出身で、号は潤甫と称していました。19歳の若さで科挙試験に合格したのち、刑部、兵部、礼部などの法案に携わる要職を歴任し、皇太子の教育なども務める文華殿大学士にも抜擢されています。以降も退官することなく晩年まで、約20年の長期にわたり宰相として王朝に務めました。政治において重要な地位にありながらも、余裕をもってその職に務めたため、康熙帝からの信用を得ていたと言われています。性格は謙虚で潔白で、加えて衣食住に関しても謙虚であったと伝えられています。

 

詩文と書において優れた才能を発揮し、詩文は穏やかで上品な作風、また書は現存する作品は少ないものの、こちらも品のある作風として評価されています。

 

 

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