19世紀後半から20世紀にかけて活躍した政治家です。四川省の出身で、中学卒業後に軍人となる道に進みました。19歳のときには蒋介石と共に日本に来日しており、日本の陸軍士官学校を修了しています。
帰国後、辛亥革命の勃発時には蒋介石と「盟兄弟」の誓約を結び活躍し、一時は日本に亡命しましたが、国民政府が北伐を開始すると蒋介石の側近として付き従い、留学経験を活かして日本での秘密会談に同行するなど交渉の場でも活躍しました。
やがてこれらの功績が認められると、張群は上海特別市市長や日本の侵攻に対しての外交部長、日中戦争下では軍事委員会秘書長なども歴任し、晩年は台湾で過ごし、101歳で亡くなりました。