東洋骨董大辞典

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徐悲鴻(じょひこう)

19世紀末から20世紀中頃まで活躍した画家です。江蘇省の出身で、独学で絵を学んでいた父の徐達章より、幼い頃から書画や詩文を学んでいました。

幼少期には家が洪水によって困窮し、父と共に絵を売って生計を立てていたといいます。また、20代になるとそれで貯めた資金で日本へ渡り、様々な絵画作品を鑑賞し帰国すると、北京大学の画法研究会で講師を務めました。

 

 

その後、国の留学生としてフランスの高等美術学校に通い、学生期間も含めた8年の滞在中にドイツの美術学院院長を師として絵を学んだり、イタリアやスイスなどヨーロッパ各国を回り、名作の研究を絶えず行いました。長い留学期間を終えた徐悲鴻は32歳の頃に帰国し、北京芸術学院や上海南国芸術学院、中央大学芸術学部で教壇に上っています。

 

抗日戦争後、51歳の頃には北京芸術専門学校の校長を務め、その後も中華人民共和国の建国に伴い国章や国旗、国歌の草案制作に携わるなど、後進に大きな影響を与えました。

 

 

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