東洋骨董大辞典

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曹学佺(そうがくせん)

16世紀後半から17世紀中頃にかけて活躍した文人、または書家です。福建省の出身で、号は沢雁や石倉、西峰居士などと称していました。21歳の時に科挙試験に及第し、明時代には広西参議や戸部主事などの地位を任されています。明が滅びたのちはその遺王によって福州に樹立された唐王政権で、太常寺の長である太常卿や皇太子を輔導する太子太保の職を任せられましたが、清軍が福建省を攻略したと知ると山中で自害しました。

 

曹学佺は文学や経学のほか歴史や地理、天文学や宗教など幅広い学問に通じており、蔵書家としても知られたほか、自身も数多の著書を記しています。また、後進の指導にも尽力しました。

 

書においては草書を得意としており、日本にも作品が伝わっています。

 

 

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