東洋骨董大辞典

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曽煕(そき)

19世後半から20初頭にかけて活躍した政治家または書画家です。湖南省の出身で、晩年は号を農髯と称していました。幼少期に父を亡くし貧しい生活を送りましたが、勉学に励み、31才の時に科挙に合格しました。しかし、進士となった6年後には清王朝が敗れ、時代の変換期に起こった混乱の中でも、曽煕は官僚を務めたと言われています。

 

王朝が倒れたのちは55才で上海に渡り、自身の作品の制作活動に励みました。本格的な書画を描くようになり才能を発揮すると、当時の人気作家であった李瑞清と並んで称され、世の混乱とは一線を引きながら、自身の作品の販売で生計を立てました。

ちなみに、弟子には書画家であり、詩や篆刻家としても活躍した張大千がいます。

 

 

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