東洋骨董大辞典

  • TOP
  • 東洋骨董大辞典

李瑞清(りずいせい)

19世紀半ばから20世紀前半にかけて、書家あるいは教育家として活躍しました。江西省の出身で、号は梅庵や清道人、梅花盦主などと称しています。28歳のときに科挙に及第したのちは中国における近代教育の発展に特に力を入れており、江寧提学使や南京両江優級師範監督と呼ばれる校長職を務めました。

 

書においては行書、草書、真書、隷書など幅広い分野に優れていましたが、特に金文や北碑から強く影響を受け確立した「鋸体(きょたい)」と呼ばれる書風は特徴的です。字の線に病的な揺らぎが見られる独自の作風は、当時上海で大きな人気を博しました。

そのほか絵や詩詞にも才能を発揮し、晩年は親交の深かった友人であり書画家の曾熙と共に、上海で作品を売りながら余生を過ごしたと言われています。

 

 

買取に関するお問い合わせ

ご相談やご質問など、まずはフリーダイヤルでお気軽にお電話くださいませ。
  • お電話でのお問い合わせはこちら tel:0120-424-030
  • メールでのお問い合わせ