東洋骨董大辞典

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林風眠(りんふうみん)

20世紀に活躍した画家です。広東省の出身で、石工業を営む祖父と画家であった父からの影響もあり、幼少期から絵を好んでいました。高校入学後は教師であった梁伯聪に絵を学び、やがて19歳になると中国大躍進期の教育政策の一環でフランスに移っています。フランスでは働きながらディジョン美術学院にて西洋絵画を学び、さらにパリ高等美術学校に編入し研究を深めていきました。25歳のときには画家の林文錚や呉大羽と海外芸術運動社を創設し、中国美術展覧会の開催に成功しています。

 

やがて帰国すると任北平芸術専門学校校長や、政府の大学院芸術教育委員会主任、さらに自ら設立した杭州国立芸術院の校長、中国美術家協会上海分会首席などの要職を歴任しました。自身の制作活動も平行して行い、女性や仕女、京劇役者などの人物画から風景画や静物画まで、幅広い題材を描いています。絵画における『中欧融合』を唱えた最初の人物としても知られています。

 

 

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