東洋骨董大辞典

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梁同書(りょうどうじょ)

18世紀前半から19世紀にかけて活躍した書家です。浙江省の出身で、号は山舟と称していました。29歳のときに科挙試験に及第し、35歳から官職に就きましたが、間もなくして養父が亡くなったのをきっかけに退官しています。

 

書や詩文に優れており、中でも書においては劉墉や王文治と並んで「劉・梁・王」と称賛され当時の画壇を代表する3名とされました。そのため国内外から大きな人気を博し、それに応じて晩年まで作品の制作を続けていたと言われています。

 

作品は当初、顔真卿や柳公権から学び、行書体や草書体を得意としていました。軽快な筆さばきと濃墨で書かれた書が特徴で、始めは墨を多く含ませた筆、晩年になるにつれ墨の量は減って行き、潤乾の対比が見られる作品が増えて行きます。

 

著書には『頻羅庵論書』などがあります。

 

 

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