東洋骨董大辞典

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梁寒操(りょうかんそう)

20世紀に活躍した政治家、あるいは教育者です。広東省の出身で、号は均黙や君猷と称しています。10代半ばで中学を卒業し、すぐに小学校教師となりました。やがて19歳になると公立広東高等師範学校で学び始め、24歳で卒業すると中国国民党に加入しています。翌年には広東省の市内で党の書記及び青年部幹事を務めましたが、再び教師として中学校の教壇に立ちました。

 

しかし、さらに翌年、当時政治家として活躍した汪兆銘に招かれたために国民政府の秘書の職を務めるようになっています。以後、政治家、あるいは教育者の両面で活躍し、大学や警察学校などで「三民主義」の講義を担当したほか、武漢国民政府の交通部秘書や中央党部の書記長などを務めました。

 

満州事変や日中戦争間には立法院秘書長に任命されたほか、中国遠征軍政治部主任や国防最高委員会副秘書長なども務めています。戦後にも立法院立法委員への復任や、東呉大学の教授、76歳の時には総統府国策顧問ともなり、要職を歴任しました。

 

 

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