東洋骨董大辞典

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梁巘(りょうけん)

18世紀頃に活躍したといわれており、号は松斎と称しています。安徽省の出身で、1762年に科挙の地方試験に及第しました。地方の県の長官を務め、そのころから能書家として名高かったと言われています。書は同時代に活躍した考古学者の段玉裁に師事し学び、その成果を著書「述筆法」にまとめました。また、梁巘は清時代に最も活躍したとも言われている書家、鄧石如の才能を見抜いたことでも有名で、同時期に名を馳せた梁同書や梁国治と合わせて『三梁』と称されています。

 

作品は行書や草書を得意としていました。濃い墨を用いた力強い文字に、潤渇の対比をよくつけている点が特徴といえます。

 

 

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