東洋骨董大辞典

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梁清標(りょうせいひょう)

17世紀に活躍した書家です。河北省の出身で、号は蕉林や冶渓漁隠、青巌などと称していました。23歳の若さで科挙試験に及第し、明王朝にて翰林院に仕えていますが、約2年後、明王朝が崩壊することとなります。しかし、清王朝でも元の官位に戻され、礼部や吏部、その後も兵部、刑部、戸部など多くの場で活躍し、60代の後半の頃には保和殿大学士(内閣大学士または殿閣大学士)といわれる皇帝の秘書のような役割も任ぜられました。

 

梁清標は古書画を好んでおり鑑別にも打ち込み、さらに収蔵家としても知られていました。また、この収集した貴重な作品を、当時の名工・尤永福が模し鑑賞用とした書『秋碧堂法書』は名高い法帖の一つとして知られています。

 

書においては北宋時代に活躍した米芾や、明時代末に活躍した董其昌などから学んだと言われる明麗な行書や楷書が特徴です。

 

 

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