東洋骨董大辞典

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沈曾植(しんそうしょく)

19世紀後半から20世紀にかけて歴史家として活躍しました。浙江省の出身で、号は乙盦または巽斎と称していました。そのほかに、晩年は寐叟とも称しています。

 

30歳のときに科挙試験に及第し、その後要職を歴任しました。45歳の時には政治家の梁啓超や康有為たちと強学会という政治団体を立ち上げ、戊戌の変法と呼ばれる政治改革運動に参加しています。約3年後には母の死をきっかけに引退し、その後は学問所である両湖書院で教壇に立ち、史学を教えました。歴史学のほかにも仏教学や儒学、法律学などにも精通し、また書家としても才能を発揮しています。

 

やがて義和団事件が発生した際には反戦のため尽力し、江西省の知事や大学の監督なども勤めました。晩年は上海に移住し、72歳で息を引き取っています。

 

 

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