17世紀中頃から18世紀前半にかけて文人画家として活躍しました。浙江省の出身で、兄弟3人とも絵や詩に長けていたといわれています。年若い頃から詩画の才能に優れ、文人たちと広く交友し、その範囲は官人・学者から遺民や布衣にまで及びました。
絵においては個性的な画風で知られた同時代の画家・龔賢に師事して山水画を学んだほか、花卉画も得意としています。山水画を描く上での技法について記した『芥子園画伝』や、親交のあった画家たちとの共同制作で描かれた図版『西湖佳話』など多くの著書を残しました。
そのほか全24巻に及ぶ詩文集『頼古堂集』の編纂や、詩集と続集、文集なども知られています。