東洋骨董大辞典

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王震(おうしん)

19世紀中頃から20世紀前半にかけて活躍した画家です。浙江省の出身で、号は家が白龍山の山すそにあったことから白竜山人と称していました。10代半ばの頃には上海に出てきており、銀行や保険、船舶運輸、電気事業など多岐にわたる分野で活躍し、上海実業界の大物となっています。政治面でも農商務大臣を務めるなどして活躍し、そのほか芸術分野の専門学校で校長となり、文化教育事業などにも携わりました。

 

絵においては花卉画や人物画が特に優れており、年々その腕を上達させ文人画にとらわれない独特の作風を確立しています。画法は当初19世紀後半に活躍した画家・任頤や徐小倉に学んだとされていますが、自身の画風を確立してからの作品は呉昌碩に非常に似ていると言われました。

 

 

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