20世紀前半から21世紀にかけて活躍した書画家です。上海の出身で、号は十髪と称していました。誰から学んだかは明らかになっていませんが、学校に入るまでに絵の基礎は出来上がっていたと言われており、20歳で上海美術専門学校の中国画科を卒業すると、30代からは上海薗東人民美術出版社で活躍し、創作活動に打ち込んで行きます。35歳の頃からは画師として上海中国画院に務め、やがて中国画院にて、講師として後進の育成に尽力しました。
絵においては写実主義的な画風で人物、仕女、竹石、花卉、動植物など多くの題材を取り上げており、独特な画風が人気を博しています。そのほか少数民族をテーマとした作品や、挿絵、扇面にも絵を描き、国内外での個展の開催にも成功しました。
書にも優れており、上海中国画院の院長や中国美術理事、西泠印社の副社長などの要職を歴任しています。
