東洋骨董大辞典

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詹景鳳(せんけいほう)

16世紀に活躍した明代の書画家です。安徽省の休寧県の出身で、号は白岳山人、中岳山人、天隠子などがあります。1567年に科挙の地方試験に合格した挙人であり、その後江西省の南豊県に赴任し、のちに広西荘族自治区の平楽府の財政を担う通判になりました。

 

書は4世紀に活躍した東晋の書家である王羲之やその子の王献之を研究し、他にも唐や宗や元などの書家を広く修学しました。特に草書体をさらに崩して描く狂草の分野での、古典を残しながら変幻自在に走らせる筆さばきは、15世紀に活躍した祝允明と並ぶと言われていました。

 

画は元朝の終わりの13世紀から14世紀に活躍した黄公望を学び、山水画や石や竹などのモチーフを得意としました。「画苑」や「東図玄覧」のような著作品も残しています。1602年74才の時に永逝しました。

 

 

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