東洋骨董大辞典

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謝春林(しゃしゅんりん)

1950年に上海で生まれた画家です。20歳の頃から画家・宋治平の下で学び始め、続けて1932年には中国で著名であった画家・応野平に師事しました。宋治平の下を離れた時にはすでにプロとして活動しており、1984年には個展も成功させましたが以降も修練は続け、36歳の時には来日して京都大学を卒業しました。やがて国際書画文化交流協会を設立すると、以降20年以上の間日中の友好と文化交流事業に貢献しています。

 

作品においては海をテーマとした新たな山水画の制作を続けており、世界各地の海を画題に取り入れています。西洋絵画と日本画の長所を織り交ぜ、伝統的な山水画に鮮やかな色彩を融合させた作品が特徴的です。写実性より海の勢いやその雰囲気を重視した作風は中国美術界でも非常に高い評価を受け、香港国際空港には謝春林の描いた壁画が飾られました。

 

また、2006年には京都と上海にて、初めて謝春林の『海景山水画』に焦点を当てた展覧会が開催され、大成功を収めています。

 

 

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