東洋骨董大辞典

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趙樸初(ちょうぼくしょ)

19世紀初頭から後半まで書道家として活躍しました。中日友好協会副会長も歴任し、他に社会活動家や仏学家としての顔もありました。安徽省安慶市出身、蘇州市東呉大学卒業。

 

県の役人や私塾の先生などをしていた父と仏教徒の母の元で育った僕初は、上海仏教協会秘書や中国仏教協会秘書兼主任秘書、上海少年村村長を等に従事したのち、中華人民共和国の民主党派の一つである中国民主促進会の中枢を担うようになります。1953年に中国仏教協会が設立されると副会長兼秘書長に就き、1980年より会長職を歴任しました。

 

1993年には篆刻や書画を扱う西泠印社の第五期社長に就任。書家としてはその書画が日本の唐招提寺や高野山にも残されており、唐招提寺には御廟の東に趙樸初居士之碑が建てられ、僕初の詩が書かれています。

 

日中仏教文化の交流に精励した僕初でありましたが、2000年の5月93歳でその生涯を北京で終えました。

 

 

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