東洋骨董大辞典

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辺文進(へんぶんしん)

14世紀の末頃から15世紀前半にかけて、宮廷画家として活躍しました。福建省の出身で、50代の頃に宮廷画家として召し上げられたと言われています。辺文進の作品には中国五代の画家である黄筌の作品からの影響がみられ、北宋や南宋の院画の伝統を継承しながらも独特の個性を表現しました。

 

中でも小鳥を描いた翎毛画は特に優れており、同時期に活躍した画家の蒋子成や趙廉と並んで『禁中三絶』と称されています。作品は奥行きを重視した構図に、非常に精緻でありながら温かみのある色合いで色づけされているのが特徴的で、多くの後進に影響を与えました。

 

 

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