東洋骨董大辞典

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邵弥(しょうび)

16世紀から17世紀にかけて活躍した書家です。江蘇省の出身で、号は長斎や芬陀居士、弥園、瓜疇、青門隠人、灌園叟など多くの号を称していました。若いころから肺が弱く、仕官して宮廷に仕えることをあきらめてはいましたが、学問を好み、才能に恵まれていたと言われています。俗事は好まずまじめな人柄で、金石の捜集を趣味としていました。

 

絵においては優れた山水画を多く描いており、その作品をみた詩人の呉偉業によって、董其昌をはじめとした著名な画家たち9(邵弥、董其昌のほか、王鑑、王時敏、李流芳、張学曾、楊文驄、程嘉燧、卞文瑜)を称えた『画中九友』に数えられています。

 

書においては明時代から1000年以上前の三国時代に活躍した書家・錘繇の書法から学び、腕を磨きました。そのため穏やかで上品ながらも古風な書風が特徴的で、そのほか草書もよく書いています。

 

 

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