東洋骨董大辞典

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鄒一桂(すういっけい)

17世紀後半から18世紀後半の清代初期に活躍した宮廷画家です。江蘇省の無錫市の出身で、号は小山と称されています。1727年に科挙の合格者である進士となり、官僚の一つである礼部侍郎や尚書銜も務めました。輪郭を描きその後に薄く色を塗り、細密な観察眼と描写力が必要とされる工筆画を得意としました。中でも工筆の花卉画が有名です。

 

一桂は作品つくりの為に100種以上の花を育てそれらを根気よく観察し、そこから得られる対象に対する深い理解と洞察によって筆を走らせるという繊細さを持っていました。1722年、86才の時その生涯を終えました。

 

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