19世紀の末頃から20世紀半ばにかけて画家として活躍しました。浙江省の出身で、博学なことでも知られています。著書には「石濤画語録釈義」や「中国美術史」、「中国壁画歴史的研究」、「中国画学全史」などがあり、豊富な知識を活かし国立芸術専科学校や上海美術学校などの教壇に立ち後進の育成に尽力したほか、中華書局美術部の主任も勤めました。
絵においては人物画や花卉画、山水画を多く描いていますが、中でも仕女図は見事で、美しく色気があり、精緻だと称されています。そのほか花卉画は力強い筆跡ながらも上品で、山水画は清時代に活躍した石濤からの影響も見られるといわれ、伝統的作品をよく研究していたといわれました。