東洋骨董大辞典

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鄭燮(ていしょう)

17世紀末から18世紀半ばにかけて活躍した書画家です。江蘇省の出身で、号は板橋と称しています。自ら制作した書画を売り歩きながら科挙試験に挑み、43歳のときに及第しました。49歳の頃からは山東省の知事に。またその4年後からは山東省内の別地区で知事を務めましたが、任期中に自身が知事を勤める土地で飢饉が起こり、農民の味方についたため大臣に恨まれ罷免されたといわれています。

 

知事を務めていたころからその書の腕は有名で、罷免されたのちは以前と同じように自身の作品を売って暮らしました。金農をはじめとした友人らと史書画を楽しみ、自身の作品には『大幅六両、中幅四両、小幅二両』と価格を付けていたといいます。

 

書においては北宋時代の書家・黄庭堅の筆法を取り入れたと伝えられており、楷書や隷書と共に独自の書風を確立しました。

 

 

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