東洋骨董大辞典

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銭灃(せんぽう)

18世紀に活躍した書家です。雲南省の出身で、号は南園と称していました。31歳の時に科挙試験に及第すると、通商に携わる通政司副使や各地の行政監視、教育や学務を監督する学政など要職を歴任しました。私欲がなく、まじめな官吏として職に務め、まっすぐな性格であったと言われています。

 

書においては当時、明時代の董其昌や元の趙孟頫の作風が流行していましたが、一方で銭灃は唐時代に活躍した有名な書家顔真卿の作品からよく学んでおり、しっかりとして整った書体が特徴となっています。

 

 

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