17世紀後半から18世紀前半にかけて活躍し、清王朝の第5代皇帝を務めました。第4代皇帝である康熙帝の4番目の子として生まれています。
康熙帝が病で亡くなった際には寵愛されていた2番目の子である胤禛が即位しましたが、それまでも皇太子として悪評が絶えなかった胤禛に異を唱え、雍正帝は密偵などを使い自身が皇帝となるべく画策しました。やがて雍正帝が44歳の時に皇帝になると、勤勉で倹約家の皇帝として名を馳せるようになります。13年の在位期間の中で文人弾圧を行ったほか、胤禛の件を受け皇位継承における皇太子の擁護の廃止、また各省の奴隷階級の開放や北京官話の浸透など多くの功績を残しました。
書や絵に優れ多くの作品を残したほか、その生涯を物語として取り上げた映画作品なども多く制作されています。